鍼灸治療について鍼灸治療について

鍼灸治療とは

鍼の施術とは

髪の毛ほどの極めて細いステンレス製の鍼を使い、経穴(ツボ)を刺激します。
単純に筋肉の張りが強いところに刺鍼する場合もありますが、症状によって効果を発揮する経穴を選び、全身に刺鍼します。
主に菅鍼法という方法で鍼を刺入します。この方法を用いることで刺入時の痛みをほとんど感じません。
刺入した鍼は一定の刺激を加えて直ぐに抜いたり、ある程度の時間(10分ほど)置いてから抜きます。
また刺入した鍼に微弱な電気を流すこともあります。
東洋医学でいう「気・血・水」の流れを整え自然治癒能力を高める効果、痛みや筋肉のコリ、血行促進に効果を発揮します。

鍼の施術とは

灸の施術とは

艾(もぐさ)を用いて経穴(ツボ)に熱刺激を加える方法です。
艾をある程度の大きさに捻り、直接皮膚の上に乗せて線香で火を付け、身体に熱刺激を与えます。最近ではご自宅でも使える温灸(せんねん灸)を使い、安全に熱刺激を与える方法が支流です。(当院も主に温灸を使用します)
冷えの強い場所や、症状に効果的な経穴にお灸をすることで「気・血・水」の流れを整えます。また血行促進や関節の痛みなどに効果を発揮します。

灸の施術とは

こんな方におすすめ

肩こり・腰痛・膝痛などの一般的な症状はもちろんのこと、内臓系の不具合にも効果的です。以下は主な具体的症状です。

神経系疾患
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
運動器系疾患
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分秘系疾患
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
生殖、泌尿器系疾患
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
耳鼻咽喉科系疾患
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
眼科系疾患
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
小児科疾患
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
原因

鍼灸の効果は?

鍼灸施術の効果は様々な機関で研究が進められていますが未だにハッキリとはしていません。
ただ鍼灸施術を行い、東洋医学で考えられている「気・血・水」の流れが整うことで、自分自身が本来持っている自然治癒能力の機能を正常に働かせる効果があるとされています。

しわ・たるみ・むくみの原因

鍼灸のよくある質問

鍼っていたいですか?
ほとんど痛みは感じませんが、鍼特有のひびきが出るときはあります。刺激量のコントロールはするので我慢なさらずにお申し出下さい。
鍼は清潔ですか?
当院では全てディスポーサブルの鍼を使用しています。ご安心ください。
どんな鍼を使うのですか?
きわめて細いステンレス製の鍼(長さ約40mm~80mm、太さ直径0.17mm~0.33mm)を使用します。長さや太さは与えたい刺激量や刺鍼部位によって変えています。
怖いイメージがあるのですが
鍼灸施術を受けて頂いたほとんどの方々が、大して怖くなかったとおしゃっています。
どんな格好でいけばよいですか
お着替えを用意しております。普段着でお越しください。
灸は熱いですか?
熱を与える施術なので、多少の熱さは感じます。刺激量は調整出来ますので我慢せずにお伝えください。
やけどなどしないですか?
当院では主に温灸と呼ばれる火傷をしないお灸を使用しています。ご安心ください。